■「鍵のかかった部屋」貴志祐介元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をとげた瞬間に偶然居合わせる。
現場は完全な密室状態だったが、防犯探偵・榎本は計画的な殺人ではないかと疑い…。
ほか、密室トリックの謎解きシリーズ!?全4話。
最後の「密室劇場」はコラコラってカンジだったけど、ほかはまずまず。
でもなんか、短編より長編の方がいいね、この作家さんは。
■「ヒア・カムズ・ザ・サン」有川浩大切な人への想いが、時間と距離を超え、人と人とを繋げていく-。
同じ登場人物で違う話の2話。
最初の方が好み。
有川浩節はここにも。
■「チヨ子」宮部みゆき五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。
大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、
周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり―(「チヨ子」)。
表題作を含め、超常現象を題材にした珠玉のホラー&ファンタジー五編を収録。
なんてったって「チヨ子」がいい。
これ、”世にも奇妙な・・”でドラマ化できるじゃん。
まんま、あの世界観。
■「ホテル・ピーベリー」近藤史恵木崎淳平がわけあってロングステイで訪れたハワイ。
日本人夫婦の経営する宿には、他に4人の日本人宿泊者がおり、うち1人が言った。
「楽しみにしてろよ」・・そして事件は起きた…。
近藤さんのミステリはなんか久々な気が、、。
重すぎず、さらっとした読み心地。
ただ、謎解きというか、主人公が最後に事実を確認しに行くところがイマイチ。
故に、若干中途半端かな。
■「境遇」湊かなえデビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。
共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。
ある日、脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐され…。
これさー、先にテレビドラマで見ちゃったんだよね-。うっかり。
なので、内容は知りつつの本読み。
結果、ドラマよりこっちの方が面白かった。
■「マスカレード・ホテル」東野圭吾不可解な連続殺人事件。
次の犯行現場は超一流ホテル・コルテシア東京と割り出され、警察は潜入捜査を開始する。
容疑者も、ターゲットも不明の中、事件解決のためひとりの男が選ばれ…。
面白い。
・・以上。
■「水の柩」道尾秀介自分が“普通”で退屈なことを嘆く中学2年の逸夫と、
両親が離婚し級友からいじめを受け“普通”を欲する敦子。
あるきっかけで言葉を交わすようになったふたりだが、敦子には秘めた決意があって…。
いやー、騙された。
てゆーかこれは、完全に引っかけようとしてるので引っかかって正解なんだろうけど。
途中まで読んで、そのあと返却が迫っていたので慌てて読んだこともあり、
もう一度最初からじっくり読み返したいなー。
ミステリではない道尾作品。
そろそろ道尾さんのミステリが読みたいものだ。
■「殺しも芸の肥やし 殺戮ガール」七尾与史10年前、女子高生30名を乗せたバスが姿を消し、手がかりもないまま現在に至る。
この事件で姪を失い、独自に調査を続ける刑事の奈良橋は、
管轄内の「作家宅放火殺人事件」を担当することに…。
もうね、ふざけてるわ-。・・という感想。
タイトル通りの話なんだもの。>芸のために殺人て。
この作家さんの本は2冊目だけど、登場人物のキャラがすごすぎ。
小説としてはちゃんとしてるのに、なんだかこうチャラチャラしたカンジというか、なんというか。
ま、兎に角ふざけてる。
ふざけてるんだけど、しっかりしてる。
そしてこのスッキリしない終わり方。
むーーーーー。
それはそうと。
”女子高生乗車バスごと失踪”っていったら『熱海の捜査官』(by金曜ナイトドラマ)じゃないですか!
<全く別物だけど。当然。